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セカンドライフのマネープラン
〜セカンドライフの生活資金の考え方について〜

安井 法一

ファイナンシャル・プランナー(AFP)

1. 定年後の生活に対する漠然とした不安に先手を打つ

  多くのケースは定年後の生活に対する漠然とした不安は募っているものの、
  何から手をつけてよいかわからないというもの。
  定年後の人生の漠然とした不安を整理するポイント(参考1)

  それにはまず、お金と健康の不安解消から。

2. 自分自身の生き方で決まる老後の準備(参考2)

  (1)世間で言う平均値に惑わされない
    これは単に他人の願望を平均値化したもの
  (2)参考値としての老後の月額生活費

*日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の調査
     年金生活を送るシルバー世代(夫婦)の平均
     約27〜28万円、ゆとりある生活費 38万円 *生命保険文化センターの2001年度生活保障に関する調査より

現役時代の世帯年収(税込み) 日常最低生活費 ゆとりある生活費
300万円未満 21万3000円 34万1000円
300万〜500万円未満 22万8000円 36万1000円
500万〜700万円未満 23万4000円 37万6000円
700万〜1000万円未満 24万6000円 38万2000円
1000万円以上 27万7000円 43万7000円

(注)金額は回答者の平均額
 
*同じセンターでの「生活保障に関する調査‘98年」より
     15万円未満 3.6%、 15〜20万円 9.0%、 20〜25万円 27.4%
     25〜30万円 13.0%、 30〜40万円 22.1%、 40万円以上 4.2%、
     わからない 20.7%

3. ライフデザインを考えた上でマネープランを

(1)ポイント
  ● 定年後の必要額をチェック
  ● 大まかに年金受取額をつかむ
  ● リスク商品は3割を限度に
  ● 自分が理解できないものには絶対手を出さない
(2)年金生活者の資産運用の基本的な方針
(3)デフレ&ゼロ金利時代の預金の選び方
   オボエテおきましょう預金保険制度
(4)リバース・モーゲージ制度
(5)海外ロングステイ

4. リバース・モーゲージ制度

土地評価額の70%を限度とし、その枠内で月々30万円以内の資金を貸し付ける。  厚生労働省が制度の要綱を決め、都道府県の社会福祉協議会を通じて実施。

5. リタイアメントプランとしての海外ロングステイ

(1)海外生活
(2)シルバーコロンビア計画
(3)財団法人ロングステイ財団
(4)退職者ビザ
(5)なぜシニアは海外を目指すのか
  イ、お金
  ロ、生きがい
  ハ、健康(避暑、避寒、避花粉)
  ニ、現地での過ごし方
 

6.“争族防止”のための相続対策

遺言書は家族への“伝言板”
参考1  
定年後の人生の漠然とした不安を整理する10のポイント
 (1)年金、退職金はいつから、どのくらいもらえるのか
 (2)定年を迎えた時点で自分の資産はどのくらいあるか
 (3)夫婦二人で定年後の生活費はどのくらいかかるか
 (4)終の棲家は確保できているか
 (5)夫が先に死んだとき、妻の生活費は大丈夫か
 (6)病気をしたときの費用は医療保険・健康保険でまかなえるか
 (7)自分が寝たきり・痴呆になったとき、介護はしてもらえるか
 (8)親の世話・介護ができるか
 (9)預貯金や株式など金融資産の運用はこのままでいいのか
 (10)自分が死んだ際、資産の相続はスムースにいくか

参考2.  
楽しみや生きがいについて (複数回答)

項目 総 数 男 性 女 性
 趣味・娯楽 47.7 50.6 45.4
 趣味のサークル活動 19.4 15.1 22.8
 学習活動 7.2 8.1 6.4
 スポーツ 14.3 18.3 11.1
 ボランティア活動 8.3 9.7 7.1
 就業 6.4 10.7 3.0
 異性との交際 0.6 0.9 0.4
 夫婦の団欒 28.1 39.0 19.5
 子供や孫との付合 36.3 36.8 35.8
 友人・仲間との付合 39.2 35.4 42.2
 隣近所との付合 17.9 13.9 21.1
 その他 7.9 7.3 8.4
 特に無い 16.1 15.2 16.7
 無回答 0.5 0.3 0.6

    平成12年度東京都社会福祉基礎調査「高齢者の生活実態」
    (東京都福祉局)